Avenged Sevenfold「The Stage」(2016)

      2017/01/24

アメリカのHR/HMバンドの7thアルバム。

バッドボーイ系ロックンロールメロパワ要素を大胆に導入するという手法でビッグネームにのし上がりつつも、志半ばにて中心人物のThe Rev(Dr)が急遽し、その後はイマイチパッとしなくなってしまっていたHR/HMバンドの3年ぶりとなる新作アルバムです。今作は一切告知なしで発売するという手法で、いきなり発表されました。

追悼的アルバムだった前々作「Nightmare」はともかく、ほとんどメロスピ要素が消滅してしまい、ロケンローな作風だった前作「Hail to the King」は正直かなり微妙な一枚でした(メロパワを求める人にとっては)。コンセプトアルバムという今作も評判では賛否両論別れており、前作のようだったらどうしようと心配していたのですが、私的にはなかなか満足できる一枚でした。

まず#1から早速の8分超の大作という大胆な構成。しかもミドルテンポなのですが、これがまたドラマチックで良く出来た曲です。途中のソロなどかなりエモーショナルで泣きのギターが聴けます。
#2も基本はスロー~ミドルながらサビでは疾走し、デス・ヴォイスも聴けるという彼ららしい曲です。ソロもクール。
#4はワイルドに疾走しつつもクリーンギターが随所に挿入されるなど一筋縄ではいかない曲でカッコイイです。
バラードの#6に続く#7も同じようにメロウなバラードとみせかけて途中いきなり疾走し始めます!これだよこれ!(笑)
#10も待ってましたのドラマチックに疾走するHR/HMです。いきなりギターソロも聴けます。
ラストの#11はなんと15分超えというかなりの大作。シンセを入れたり疾走したり、メロウなバラード化したりとなかなかプログレッシブな曲です。前半はかなりドラマチックでカッコイイですね。

コンセプトアルバムということもあり、一筋縄ではいかないなかなかプログレッシブな作風となっています。もともとプログレッシブなバンドではないので、人によってはその捻りが中途半端に感じてしまい、このアルバムをイマイチと感じていそうですが、私は十分アリだと思います。というか前作がイマイチだったので、相対的に今作のピロピロギターやドラマチックさが五臓六腑に染み渡ります(笑)。

ちょっとタルい所や全体的に長いところなど、今作が気に入らないという人の気持ちもわかりますし、彼らのアルバムでどれが好きかと言われるとやはり勢いがあった3rd、4thの方が好きなのですが、なかなか良質な一枚だと思います。

コンセプトアルバムだったからプログレッシブだったのでしょうか?それとも今後もプログレッシブな作風となっていくのでしょうか?次作がどうなるのかが気になります(ドラマチックさが失われると厳しいですね・・・)。


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